建築家決定

そして翌月の3月2日。

建築家Tさん、共同代表のYさんと待ち合わせて建築予定地にご案内しました。


建築予定地は母の実家で

今は誰も住んでいない木造2階建ての家が建っています。

街中に近いので交通の便が良いものの、

周辺を店舗や住居に囲まれていて西側の道路面しか空いていないという

仕事場としては最高ですが、住居としてはいささか工夫が必要な立地です。

また狭小地ではないものの、奥に行くほど狭くなる台形の土地。


この場所で自分たちがどんな風に過ごしたいとか

理想や夢などを話しながら TさんとYさんに周辺の状況、住居内の明るさ、

2階からの目線などを確認してもらいます。

メモを取ったり、写真に収めたりとても熱心に見てくださいました。


その後、地元産の食材を使った料理で定評のあるリストランテへ。

ランチしながら、いろいろなお話をしました。

実際にお会いして話したTさんの印象は

〝有名建築家〟っぽい偉ぶった雰囲気は少しも無くて

とても感じの良い人でした。

(目の色素薄っ!とは打ち合わせのたびに思ってます)


「現場を見た第一印象で

こんな建物が良いんじゃないかなと浮かんだのは、

八木保さんのオフィスとかDia:Beaconとかかな」


▲八木保さんのstudio


Tさんからの発言に、 夫はハッとした様子。

聞くと、八木保さんは以前から好きで本まで買っていたけど、

それを事務所建築と繋げて考えたことはなかったんだそう。

Dia:Beaconも、いつか行ってみたいたいと思っていた場所だったようで

これらのワードがもう夫の気持ちを決めたようでした。 

その夫の顔を見て私も腹をくくりました。

(だって、ハウスメーカーと違って、一度プランを作ってもらったらお金がかかるから。
ここの設計事務所は30万とのことでした。)


「改めて今回のお話、受けていただけますか?」


と、いうことでTさんに依頼が決定しました。

(注)

例に挙げられた2軒のように大きなものは、もちろん建ちません〜


▲NY郊外にある現代美術館「Dia:Beacon(ディアビーコン)」。

元々は1929年に建てられたナビスコの包装紙印刷工場だったところを改修して使っています。

元印刷工場のリノベ…といえば、映画『マイ・インターン』を思い出します。

マイ・インターンのオフィスやその他インテリアも好みにぴったりでした!!

project1717

仕事場兼自宅を建てるべく、 建築家に依頼して2014年に始まった家づくり。 2度の契約解除を経て、 建てたい建物を 実際に施工してくれる工務店を探すことにしました。 2021年現在、建築中。 建築家に依頼する際のあるある話や、 進め方で気をつけるべきこと、インテリアなど 住まいのいろいろを書いていこうと思っています。

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