住宅業界の闇〜その②
気になるハウスビルダーさんが見つかったら、
まずはプランづくりと見積りです。
(土地から探す方は、分譲地も合わせて探してもらうことも)
初回打ち合わせでは、要望とか予算とかを聞かれますが、
年収や仕事内容にもチェック入ってます。
そして初めてのプラン提案。
とてもワクワクする瞬間です!!
間取り図を見せてもらって、
この土地&家でどう過ごそうかな?と夢も広がっていきます。
ここで、2つめの「住宅業界の闇!」
この素敵なプランは、
何故か事前に伝えてる予算ではなく、
あなたが借りることができる住宅ローン最大の金額
で作成されています!!∑(゚Д゚)
見積詳細を見ると、本体価格は予算ギリギリか、予算ちょい上くらいなのですが、
オプション、カーテン、空調設備、外構、諸経費…
トータルではすごい金額に!!
もちろん、ここで
「プランも気に入ったから、この金額だそう!」
と思えるなら問題ありません。
実際、この後見せられた資金計画書では、
我が家も一応住宅ローンで賄える試算となってました。
でも家を建てた後の人生、
家のためだけに生きたくありませんよね?
旅行もしたいし、
カッコいいあの車も欲しい。
子供の習い事や塾もある。
そもそも、新築したら欲しい家具や家電も。
見積を前に、
「プランは良さそうだけど、
うーん、どうしよう…」と躊躇することでしょう。
その後営業さんとミーティングを数回重ねたあたりで、
上司が同席する時がやってきます。
ラスボス…3つ目の闇の登場です!!
営業のお偉いさんが同席される場合は、大抵
「今月は決算で…」とか「特別キャンペーンがあって」などという理由での、
大幅値引きと、契約のお話です。
私たちは、ある大手ハウスメーカーさんと12月25日に打ち合わせをした際、
「12月末までにご契約くだされば、年末決算と
新人割引(営業が新人だった)を合わせて900万円お値引きします」。
と言われました!
900万円値引きしても利益取れるって元々どんだけぼったくってんの!?
と、逆にびっくり!
年末は仕事も忙しかったので、契約に時間が取れないことを伝えると、
4日までは待つとの返事。
プランも迷ってたので、とりあえず契約せず保留にしておきましたが、
1月末になっても値引きの話は生きてました。
(あれ?期限付きじゃなかったの??とまたびっくり)
この値引きの話は1社だけでなく、別の会社からも、
3月に年度末決算との理由で、
600万円ほどの値引きを打診されました。
安くしてくれるのは嬉しいのですが、
端数を無くすくらいの調整ではないので、
逆に見積り金額に疑問を持ってしまいました。
また、値引きの期限を切ることで、
急いで契約させよう、
契約さえすればこっちのもの、
的な営業姿勢に引いてしまった部分もあります。
(担当さんはすごく真面目で丁寧な人だったのに…)
そのハウスメーカーで決めよう!と心に決めてた方には
背中を押してくれる嬉しい値引き打診だと思いますが、くれぐれも、
〝値引き〟を決定打にしないで!
欲しいと思います。
我々の経験上、
契約を急がせる業者には要注意
です!
これまで6社から見積りを出してもらいましたが、
予算内で出してきてくれたのは、今頼んでいる工務店1社だけでした。
さらに着工が決まるまで、契約の〝け〟の字も言われませんでした。
(むしろ心配になって、こちらから聞いたくらい…)
もちろん、考えている予算=自分たちの要望の概算である前提です。
8年も家づくりを考えていると、自分たちの要望が大体いくらくらいで叶うのか
肌感として分かってきていたので、大きく解離はしてないと思います。
建築家との契約はまた違い、
注意していて欲しいことがたくさんあるので、
次回お話ししますね。
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